
デロイト・トーマツコンサルティングの一次面接(中途採用)の内容を共有します。
これからデロイト・トーマツコンサルティング(DTC)へ入社したいと考えている、20代や第2新卒の方の参考になればと思います。
面接概要
デロイト・トーマツコンサルティングの一次面接(中途採用)の概要は以下です。
WEB会議での面接となりました。
この面接の前に、一度カジュアル面談を実施しています。
少なくとも、私が選考を受けた時期には、スタッフ層に対するカジュアル面談は行っていないとのことでしたが、転職エージェント(アクシスコンサルティングさん)にお願いした所、調整して面談を設定してくれました。
場所 | WEB会議 |
時間 | 1時間程度 |
面接官 | マネージャー1人 |
内容 | 通常面接 |
連絡 | 1営業日後 |
結果 | 通過 |
面接内容
質問内容
1.自己紹介(3分程度)
2.面接官からの質問(40分程度)
- 志望理由(なぜコンサルタント、なぜデロイトへ)
- 現職ではどのような仕事をしてきたか(案件や役回り)
- プロジェクトマネジメントをしていたとのことだが、具体的に何を管理していたのか
- 要件定義の折衝などを行った経験があるか
- 大規模プロジェクトの難しさを経験談を元に教えてほしい。何を課題として感じ、どう行動したか
- 失敗した経験と次に上手く実行するために必要だと思うことは何か
- 現職の経験で活かせると思うことはなにか
- まだ若手だが、従事する領域を決めたいか、それともまだ色々な案件を経験したいか
- 将来の目標は
- 将来の目標を達成した場合、何がしたいか
3.逆質問(15分程度)
主な回答
志望動機は挨拶程度に行い、自分の社会人経験について、色々な角度から深堀りがされました。
プロジェクトで何を管理していたかについては、「スコープ・期間・成果物」と回答した上で、それぞれでどのような管理をしていたかや重要だと思うこと等を会話しました。
スコープについては、自分が決めたというよりは予め決まっていることが多いことを正直に伝えました。
他のコンサルティング会社の面接も合わせて考えると、企画系といいますか0→1を創り出す経験をしたことがあるかについては、確認したい意図を感じました。
特に最近採用を強化しているIT系の会社出身でシステム開発をメインに従事していた方はそういった経験がないことが多く、このような質問が頻出しているように感じます。
将来の目標に係る質問については、まず「大企業のIT戦略を立案に大きく寄与できるような存在になりたい」と回答した上で、それを達成できた場合、「業務のインパクトとしても目標はこれが全てであり、あとは人材育成や組織の運営といった組織全体で大きなインパクトを作り出せるような貢献をしてみたい」と回答しました。
後になって考えましたが、コンサル業界を志望する方の中には、将来的に独立を考えている方も多いかと思いますが、ここでは長く働く事を印象づける回答をすることがベターかと考えています。

選考を終えて
印象
雰囲気自体は良いものの、矢継ぎ早に鋭い質問をもらいました。
デロイトは、働いている友人からの情報でもストイックな印象を受けていましたので、その印象通りだったなと感じました。
リアクションなどもしてもらえるものの、ポーカーフェイスといいますか、納得してもらえているのかがいまいち掴めなかった事を印象として覚えています。
一時間の面接枠でしたが、最も頭を使った面接だっだと思います。
自分の中で、上手く考えが整理されていない点が可視化され、改めて自分の経験の整理をしようと反省しました。
ある程度、準備をしておかないと、相手の期待通りの回答はできないのではないかと感じました。
選考のポイント・対策
・根拠や経験を基に、論理的な受け答えができるか
→質問数も多く、具体的なエピソードを語らないと回答できないような複数回に渡る深堀りも多かったため、このような点を評価していると感じました。
ただ、逆に言えば一番そのまま今までの経験や仕事の中で考えて生きたことがそのまま伝わることになるので、充実した社会人生活を送ってきた方にとっては最もやりやすい形式の面接であるように見受けられました。
フィードバック
エージェント経由で、面接官より以下のフィードバックを頂きました。
<良い点>
- デロイトで活躍するための社会人経験を積まれているように判断できる
- 受け答えについても、終始完結かつ面接官の意図に沿った回答をしていた
また、当初IT系のユニットを希望していたのですが、面接の結果を踏まえ、より親和性があるのではということで、別のユニット(組織図にないバーチャル組織で説明が難しいのですが、、)を紹介いただき、そちらで選考を受けることになりました。
まとめ
私が想定していた王道のコンサルティングファームの面接でした。
こうしたオーソドックスな面接でしっかりと評価を頂いたことで、自分の社会人としてやってきたことはそこまで間違ってはいなかったのかなと社会から認められたような気がして素直に嬉しく思いました。
選考を受けるユニットが代わり、若干戸惑いもある中ではありましたが、短い時間の中で新しく提案された所属先のイメージを膨らませつつ、次の選考に挑むことになりました。
次の記事では、そんな2次面接の様子を紹介します。

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